わたしが消えてしまいそうな感覚・・・・・それは、アダルトチルドレンのサインかもしれません



こんにちは。
心理カウンセラーの山口侑希です。

あなたは日々の生活の中で、突然こんな風に感じたことはありませんか?

「わたしはなんでここにいるんだろう」

「いま話しているこの“わたし”って、本当に自分なのかな」

「まるで自分が、自分を外から眺めているような感覚」

もし、こんなふうに感じたことがあるなら、それは「離人感(りじんかん)」という心の状態かもしれません。

あまり知られていないこの言葉。
でも、実は多くの人が密かに苦しんでいます。

そしてその根っこには、「アダルトチルドレン(AC)」という見えづらい生きづらさが隠れていることが、少なくありません。

離人感とは、「ここにいるのに、ここにいない」感覚




「離人感」とは、自分が自分でないような、不思議な“分離”の感覚です。

頭はちゃんと働いているし、話すこともできる。でも、まるで映画を見ているように現実感がなくて、感情もどこか薄れてしまう…。

これは、心が自分を守ろうとする“最後の防衛手段”として起こる現象です。

仕事中に突然、「私ってなんでここにいるんだろう?」と、自分の存在が妙に遠く感じられたり、友達と話している最中に、まるでガラス越しに相手を見ているような感覚になったり…


「私を私がみているような、まるで他人を後ろから見ているような感覚」
「わたしという存在はなんなんだろう」

時間でいえば、本当に短い時間なのですが、ふとした瞬間にそれは訪れます。


「これって、私だけなのかな?」
「もしかして、私がおかしいのかな?」

私はこの感覚の正体に、ずっと違和感を感じていました。

しかしある時、心理学を学ぶ中で、この感覚に「離人感」という名前があることを知ったのです。

「ああ、私だけじゃなかったんだ」
「この感覚に、名前があったんだ…」


漠然とした「変な感覚」だったものが、きちんと「こういう状態なんだ」と理解できたことは、私にとって、とても安心につながるものでした。

そして、心理学を学んで自分の心と向き合えた時、「離人感」が、ほとんど現れなくなったのです。


なぜ、アダルトチルドレンは「離人感」を抱えやすいのか?


では、なぜ、アダルトチルドレンとして生きるあなたが、この「離人感」を抱えやすいのでしょうか?

それは、あなたが幼い頃から、過酷な現実から自分を守るために、心を必死に「切り離してきた」からに他なりません。

機能不全家族の環境で育ったあなたは、幼いながらに親の顔色をうかがい、自分の感情を抑え込み、”良い子”を演じることでしか生き残れなかったかもしれません。

辛いこと、悲しいこと、怒り、不安…それらを感じていては、心が壊れてしまうと、無意識に判断したのでしょう。

だからこそ、あなたは無意識のうちに、自分の感情を麻痺させ、自分自身や現実との間に見えない壁を作ることで、心の安全を保ってきたのです。

この「切り離す」という心の働きが、大人になった今、「離人感」として現れています。





私自身も、仕事中に離人感に襲われることがよくありました。

自分でストレスを感じている自覚がないのに、突然「私ってなんでここにいるんだろう?」という感覚になるのです。

これは、無意識のうちに自分に課していた「完璧でなければ」というプレッシャーや、
常に周囲に適応しようとする中で、本来の感情が置き去りにされ、心が一時的に「ここではないどこか」に逃避しようとしていたサインだった
のだと、今では理解しています。

一見平穏に見える日常の中にこそ、アダルトチルドレン特有の心の緊張が潜んでいるのです。

その「心の防御」が、今のあなたを苦しめている



しかし、この防御は、同時にあなたの「本当の感情」や、「現実との繋がり」をも遠ざけてしまっています。

※ 目の前の出来事が、どこか他人事のように感じる。

※ 喜びも悲しみも、心の底から湧き上がってこない。

※ 「自分はちゃんと生きているのだろうか」と、ふと虚しくなる。

「離人感」は、あなたの心が「もうこの生き方は辛い」「本当の私を取り戻したい」と、
あなた自身に送っているSOSのサインなのです。


もし、あなたがこのブログを読んで、

「これ、私のことだ…!」
「私も、この感覚から解放されたい…」
「本当の自分として生きてみたい…」

そう思ったのなら・・・・ぜひ一度、私にご相談ください。

私自身がアダルトチルドレンとして離人感を経験し、心理学を通じて克服してきたからこそ、あなたの心の痛みや、言葉にならない感覚に深く寄り添うことができます。

ほんの少しの勇気が、あなたのこれからを変えていくのです。